ベンチャー支援などを通じて関西経済の活性化を目指す「関西を元気にする会」がNPO法人(特定非営利活動法人)の認証を取得したのを受け、大阪市内で二十六日、NPO法人の設立総会を開いた。
同会は渡部隆夫ワタベウエディング社長らが、発起人となり、二〇〇〇年七月に三十二法人で任意団体をして設立。ベンチャー企業を育成、上場企業支援をしており、現在は約九十法人に増えた。会員企業からは京都府出身の広野道子さんが社長を務める「21LADY」など十社が株式公開を果たした。
関西に根ざした活動で地域社会と一体化を図る狙いでNPO認証を受けた。法人登記に合わせ和納勉クイック社長が理事長に就任。会員資格も法人に加え、個人にも広げた。CSR(企業の社会的責任)部会など部会活動も充実させる方針。
また上場後も経営の高度化や事業拡大を目指す「上場企業会」を新設、活動領域を拡大する。渡部社長が同会座長に就任した。会見をした和納理事長は「関西はかつてベンチャーが大いに育った土地柄。若手企業を育てて関西の活性化に役立ちたい」と話した。