パブリシティ

起業目指す個人も応援 「関西を元気にする会」NPO法人認可

2005.01.27
産経新聞

中小やベンチャー企業に対して、上場のための心構えや実務などソフト面での支援を行っている任意団体「関西を元気にする会」がNPO法人(特定非営利活動法人)の認証を受け、二十六日に大阪市内のホテルで設立総会を開いた。

今後は、企業を目指す個人に対しても支援を行う。また、上場後の企業の成長をめざした「上場企業会」も新設。個人にすそ野を広げるとともに、上場後にわが国の経営をリードする企業に成長することを期待し、活動内容を充実させる。

同会は、「活力ある関西経済を取り戻すためには、ベンチャーと若者の育成が必要だ」として、企画・広告会社のクイック(大阪市北区)の和納勉社長や、ワタベウエディングの渡部隆夫社長らが発起人となって、平成十二年七月に設立。上場を志す企業に対して、社長のほか、人事などの各担当者に、上場のための準備、管理体制、資金調達、事業展開など、実務につながる勉強会を毎月開いてきた。

同会入会以前からと、入会後の上場企業は十社。入会後に勉強したことを参考にして上場した企業は十社に上る。会員数は、現在九十一社。
NPO法人設立で、理事長にはクイックの和納社長が就任した。和納社長は「勉強会の講師はすべてボランティアでお願いをするなど、民間の草の根で進めてきた活動だ。会員企業は、他社を支援しながらも、自らの商いの成長も目指している。企業価値を高め、社会貢献を目指す会社が、関西経済を元気にするためには必要で、そのための活動を今後も行っていく」と意気込んでいる。

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